正しい運転姿勢を身につけよう

投稿日:2015-03-27

正しい運転姿勢を身につけよう

安全運転を行うには、まず正しい運転姿勢を身につけることが大切です。ここでは、正しい運転姿勢の取り方や注意点などをご紹介いたします。これを機会に、自分の運転姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。

正しい運転姿勢とは

正しい運転姿勢とは、どのような姿勢のことを言うのでしょうか。
一般的には

  • 運転に必要な情報が正確に取れる姿勢
  • 敏速で誤りのない操作ができる姿勢
  • 疲労の少ない姿勢

です。
この正しい運転姿勢を作るためにポイントをいくつかご説明します。

シートには深く座る

シートにはお尻と背中をぴったりと密着させます。離れていると姿勢が悪くなり腰に負担が掛かりやすかったり、いざというときにブレーキペダルを踏み切れなくなったりすることがあります。シートには深く座ることを意識してみてください。

シートスライド、リクライニングの調整

シートに深く座ったら、スライドを調整して前後の位置を決めます。MT車(マニュアルトランスミッション車)はクラッチペダルを、AT車(オートマチックトランスミッション車)ではブレーキペダルを踏み込んだときに、膝が伸び切らずに少し曲がる程度の位置になるように調整してください。また、運転中にリラックスしてくると、お尻の位置がだんだん前になり、頭が後方に下がっていくことがあります。腰痛の原因にもなるので、時々位置を確認して座り直すように心掛けましょう。

次に、シートバック(リクライニング)の調整をします。リクライニングとは背もたれの角度調整のこと。シートが倒れすぎているとハンドルに手が届かなくなり危険です。ハンドルの上部を持った状態でも、肘が少し曲がるくらいの位置にリクライニングの調整をしましょう。

そのほかの調整を行う

シートリフター調整機能(シートハイトアジャスター)がついている場合は、シートの高さを調整しましょう。出来るだけ高い位置の方だと視野が広がり見やすくなります。特に背が低い人は高めに調整すると良いでしょう。ただし、ハンドルに膝が干渉したりするのでハンドルの高さにも注意しましょう。

次にヘッドレストの調整をします。ちょうど耳の位置がヘッドレストの中心になるように高さを合わせてください。ヘッドレストには追突されたときにむち打ちを軽減する大事な役割があるため、忘れずに調整するようにしましょう。
シートの位置をしっかり決めたらバックミラーとサイドミラーを見やすい位置に調整し、最後にシートベルトの調整を行います。肩ベルトが首にかからないようにし、腰ベルトはお腹ではなく腰の低い位置に当たるように着けて完了です。

運転姿勢が崩れてしまうとどうなるの?

運転姿勢が崩れたまま走行してしまうと疲れやすく、また視界が確保できずに急ブレーキ、急ハンドルなどの危険回避が遅れてしまう、事故を起こした際に体へのダメージが増幅してしまうなどの危険性があります。
体を守る役目を持つエアバックの衝撃が強くなりすぎたり、逆に効果が弱くなったりしてしまう可能性も出てくるのです。
また、シートベルトの装着部位がずれていて、お腹や首などに負荷がかかってしまう、ヘッドレストの位置がずれている状態で運転していて、むち打ち症になるリスクが非常に高くなるようなことも想定されます。このように、姿勢が崩れたままで運転するとリスクやデメリットが発生するだけで、良いことは何一つありません。必ず正しい姿勢で運転するように心掛けてください。

正しい運転姿勢で走行することの意味

正しい運転姿勢をとると運転しやすくなるため、長時間運転しても疲れにくくなります。「たかが運転姿勢で体の疲れが変わるの?」と感じる方もいるかもしれませんが、特に長距離や長時間運転の場合は、運転姿勢一つで疲労度がかなり変わってしまうのです。

また、正しい運転姿勢で走行すれば急ブレーキや急ハンドルが適切に切れるので、危険回避もしっかり行えます。万一事故に遭った場合にもシートベルトやエアバッグがきちんと身を守ってくれるでしょう。このように、正しい運転姿勢をとることは疲れにくいだけでなく、とっさの動作も素早く反応できる点においても優れているのです。

特に最近の運転者では、シートバック(背もたれ)の倒れすぎ傾向が強いです。一見、楽なように判断しがちですが、前方が見えにくく、とっさの回避行動が取りにくかったり、着用しているシートベルトの下側へ滑り込む現象(サブマリン現象)でシートベルト効果が出にくかったりします。
車を運転する際には、運転の技術やテクニックだけでなく、運転姿勢は安全運転の基本中の基本となります。日頃からしっかりした運転姿勢を心がけ、安全運転に努めてください。


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