安全運転のための適正検査について

投稿日:2015-03-27

安全運転のための適正検査について

安全に自動車を運転するためには「必要な適性」が存在します。もちろん免許を取得した時点でその適性は保証されているのですが、加齢や環境の変化によって運転者自身が変化しており、免許取得から年数を経ると、その適性が保たれているかどうかは分からないのが実情です。またそれぞれ特有のクセや性格によって運転は左右されることが多く、その結果大きな事故を起こしてしまう可能性を潜んでいます。
よって運転手を抱える事業者の安全運転管理者は、運転手に対して適切な診断と指導を定期的に実施しなければなりません。

運転に必要な適性項目を再確認!

免許を保有する資格者として必要な適性項目を改めて確認してみましょう。

1つめは視力。普通第一種免許の場合、両目で0.7以上、片目で0.3以上の視力が必要です。第二種免許や中型第一種免許、大型第一種免許などでは条件がもっと厳しくなり両目で0.8以上、片目で0.5以上です。

2つめは色彩識別能力です。信号の色である「赤」、「青」、「黄」の3色を識別できる能力が必須となっています。

3つめは聴力です。日常の会話が聴くことはもちろん、10mの距離で90デシベルの警報音を聴けなければなりません。これは補聴器により補われた聴力を含みます。

4つめは運動能力です。運転するための認知力とハンドルなどの機器操作ができることが必要で、身体障害がある場合はそれを補う装置で操作に支障がないことが条件となります。

運転者適性診断とは?

自動車運送業者の運転手を対象とした運転手適性診断というものがあります。これは運転するために必要な適性を再確認することに加え、運転のクセを抽出し、そのクセに応じたアドバイスを提供してくれるものです。

具体的な検査は「動作の正確さ」、「判断・動作のタイミング」、「発生した事態に対する注意配分」、「動体視力、眼球運動、周辺視野」、「安全態度や危険感受性」といったものを測定します。これらの測定に加え「性格特性」や「疲労蓄積度」といったものを測定することもできます。
測定結果は客観的なデータに基づき診断されます。これに加えてカウンセリングによって測定結果に基づいた指導を行うことも可能です。カウンセリングでは受診者各々の結果や特性に応じて、交通事故を未然に防ぐために必要な運転行動や留意点について指導、助言が行われます。

高齢者が運転するためには適性検査が必要!

高齢者(70歳~74歳)が運転する場合は免許更新時に「高齢者講習」が義務付けられています。そして75歳以上で更新する場合は、講習に先立ち予備検査が実施されます。予備検査は記憶力や判断力を測定する3つの検査が行われます。
また60歳以上の運転手を対象とした任意の適性検査も実施されています。実際の運転動作を判定する機器やシミュレーター機器を使って検査を行い、その結果に応じた指導、助言を提供してくれます。

事業の継続、発展のためだけでなく、健全な自動車社会を維持していくためにも安全運転の徹底はとても大切です。そのためにも、安全運転管理者は自社の運転手に必要な適性があるか否かを常に把握しておかなければなりません。運転手には必ず適性検査や適性診断を受けさせるようにして下さい。


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