安全運転管理者とは?主な業務について

投稿日:2015-02-12

安全運転管理者とは?主な業務について

各企業は営業活動用に自動車を数多く保有しております。自動車による営業活動は営業領域を広げるだけでなく、商品実物を使ったセールスや商品の納品にも大いに活躍しています。
営業車を一定台数以上利用する場合には「安全運転管理者」を選任する義務があります。そこで今回は、この安全運転管理者についてご紹介します。

安全運転管理者の選任

営業車5台以上を保有したら、安全運転管理者を選任しなければなりません。

安全運転管理者制度とは、自動車を運転する従業員に対する安全運転教育や自動車の安全な運行を管理するために、道路交通法によって義務付けられた制度です。企業単位ではなく事業所単位での人選が必要となり、安全運転管理者の氏名を事業所の所属する地域の公安委員会に届ける必要があります。
安全運転管理者を選定する義務を負うのは「乗車定員が11人以上の自動車」の場合は1台から、それ以外の通常の自動車の場合は5台以上使用する事業所が対象となります。
安全運転管理者は、運送業や輸送業などの業種だけでなく、営業車を使用する製造業やサービス業など、条件に合致した台数の自動車を保有している全ての事業者が義務化の対象となります。

安全運転管理者が行う主な業務

(1)運転者の管理

安全運転管理者は、営業車を使用する社員(運転者)を管理しなければなりません。
まずは運転する社員について、その適性、技能、知識を保有しているかどうかを判断します。同時に運転している社員が、法令を順守しているかどうかを把握するための措置を取る必要があります。
運転者に対しては常に安全運転の指示を行い、「飲酒」「過労」「病気」といった正常な運転ができないリスクの有無を、点呼によって把握するのも重要な業務です。
加えて運転する社員に対しては、常に安全運転に関する技能・知識といった安全運転に必要な情報を提供し、かつ指導もします。
長距離運転や夜間運転といった疲労による運転リスクが生じる恐れがある際には、あらかじめ交代要員を配置する措置を取る責任も発生します。

(2)運行状況の管理

安全運転管理者の業務には運転者のみならず、営業車の運行全体の管理も含まれます。
まずは、営業車の適切な「運行計画」を作成します。運行計画は、「速度違反」「過積載」「過労運転」「放置駐車違反」等が起きないように安全運転を確保できる計画を立てます。
また、実際に営業車が使用された実態を把握するために「運行日誌」を用意し、「運転開始/終了の日時」「運転した距離」等について運転者に記録を義務付けます。利用前の自動車点検の実施と、その結果も同様に日誌に記載するようにすると良いでしょう。
異常気象や天災が発生した場合には、状況に応じて安全な運転の確保のため運転者に対する適切な情報提供や運行の指示を行うことも、安全運転管理者の役割となります。

安全運転管理者は、事業活動において営業車を利用する上で欠かせない存在です。その役割をしっかりと把握し、安全かつ有益に自動車の営業利用を行いましょう。


ページトップへ戻る