安全運転管理者が作成する運行計画、日誌について

投稿日:2015-02-12

安全運転管理者が作成する運行計画、日誌について

バスやトラックによる輸送会社やタクシー会社では、運行する車両の「運行計画書」や「運行日誌」を基に業務を行っています。しかしながら、営業用として使用する会社においても、安全運転管理の観点から運行計画書や運行日誌を作成する必要があります。
一定数の営業車両を保有している事業所に選任が義務付けられている安全運転管理者にとって、車両の運行計画書や運行日誌を作成することは重要な業務のひとつ。そこで今回は安全運転管理者が作成する運行計画書や運行日誌の必要性と、その作成の仕方についてご紹介します。

運行計画書を作成する目的とは?

運行計画書を作成するのは、運転者の安全運転を確保するためです。無理な運転計画によるドライバーの過労運転を誘発しないため、そして過労運転が原因による居眠り運転等で発生する交通事故を防止するために適切な運行計画書を作りましょう。

運行計画書を作成するためのポイントとは?

運行計画書を作成する際に必ず注意すべきポイントは、「運行経路」と「運転時間」です。
運行経路については、行き先場所別にどの経路で走行すべきであるかを決めてルール化します。経路を決めておくことで運転時間が予測でき、また経路上にある危険個所や起こり得るリスクの予測が容易になります。
運転時間については、決められた経路を元に設定することになりますが、運転者や道路環境の変化に応じた計画を立てる必要もあります。運転者の日々の心身状況や体力が毎日異なるように、道路環境も時間、曜日、季節、イベントの有無によって、混雑の状況が異なります。運転者と道路環境に応じて発生するロスタイムを考慮した運転時間を設定できるようになれば、安全運転管理者として申し分ないでしょう。

運行日誌を作成する目的とは?

運行日誌を作成するのは、運転者の運行状況を把握することが目的です。適切な運行計画書を作成しても、運転者がそれを順守した運行をしていなければ安全運転が管理されているとは言えません。運行日誌をきちんとつけておくことで、運転者が無理な運転をしていないかどうか、運行計画書を順守しているかどうかを把握することが可能になるのです。

運行日誌を作成するためのポイントとは?

運行日誌を作成する際に必ず注意すべきポイントは、運行計画書に記載された運行経路や運行時間が順守されているか確認できるようになっていることです。
具体的には実際に運行した経路、時間が運行計画書にあるものと比較ができるようになっているかどうか。計画と実態が異なる際には、すぐに識別できるように「差異」が判別できるような様式にするのもひとつの方法です。
運転者個人の自己申告だけに頼るものではなく、走行メーターや燃料計の数値といった客観的なデータも記載してあれば、安全運転管理者の事後確認も容易です。
併せて、運行日誌には車両点検結果を記載しておきましょう。運行日誌を見れば、運転者と車両の両方の安全確認ができる、という状態になっていれば問題が起こったときでもすぐに対処が可能です。

運行計画書と運行日誌は、安全運転管理者において欠かせないものです。「同時に作成しただけ」、「日誌を書かせただけ」にならないよう、作成した運行計画書や運行日誌を有効に活用してください。そして、安全運転による事業活動の維持が、安全運転管理者の責務であることを心掛けていきましょう。


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