車両事故・交通違反削減への取組み

                    田口 博 氏 日本ヒューレットパッカード(株)総務部長

日本ヒュレットパッカードは米国企業の中でも特に人を大切にする会社だと思っております。私どもは人を大切にする企業理念にそって安全活動を進めてきました。 安全運転活動のきっかけは1981年デミング賞に挑戦すると決めたときから本格的にスタートしました。 20年間で車両も700台に増えましたが事故率は年々低下しており、保有台数当たりの年間事故発生率は1.8%まで減らすことが出来ました。 その経過として次のような対策を実施してきました。

事故対策の実施例


@ ドライバーひとりひとりに声の届く案全組織づくり
安全運転管理者の設置義務のない5台未満の事業所にも安全運転管理者を設置し、安全運転管理委員会を設置するなど営業、サービス含めて組織の末端まで声が届く仕組みとしました。

A 安全運転の必要性を感じられる施策で展開
社内規定、マニュアルの作成し、システム化しました。

B 講習会やスクールの開催
各事業所単位で安全運転講習会を年1〜2回の開催 1回目は所轄警察、2回目は対象に応じたメニューで交通教育センターレインボーの2日間研修を利用しています。新入社員や中途採用の社員は必ず、交通教育センターでトレーニングを受けてから配属し、その後に事故があれば再教育も実施します。しかし、事故を繰り返す場合は職務の変更や配置転換を求めています。

C SDカード取得
社員の運転記録証明を任意だが毎年1回実施しています。96年から3年間で違反率は4%減少しております。

D 表彰制度
優良ドライバー表彰を97年3月から専従ドライバーを対象にスタートしました。無事故無違反3年以上、15年を過ぎると毎年表彰対象になり、表彰の他に図書券を副賞として出しています。しかし、会社の費用負担は増えますが事故が減れば十分ペイできる金額だと思っています。

E 車両点検
車両の一斉点検は92年から実施しています。当社は直行直帰が多く車の状態は個人に任されていますが、年に1回は上司が立ち会いのもとに厳しく指導し、実施率はほぼ100%まで進んでいます。

F 安全情報の提示
各種情報の開示は委員会事務局発行の「月報安全運転ニュース」を発行したり、各種の事故データは社内ネットワークを利用して、各安全運転管理委員が活用できる仕組みがあります。

G 安全運転管理委員会の研修
全国の安全運転管理者を集めて、年1〜2回の研修を実施しています。 環境整備で安全が定着効果も着実に現れる このように日本HPウエイに沿った環境を整えて継続していくことで、ドライバーは「やらなければならないんだ」という意識が芽生えると考え、我々は環境の整備を怠りなく続けてきました。そして、今、事故削減によりコストセーブが可能となり、安全運転に前向きに投資することが社内にも認められ定着してきているのが現状です。あわせて保険料も最大割引に安定しており、色々な施策が何らかの効果をもたらしているのではと思っております。最後に地域の皆様と共に発展するためにも安全運転に心がけてまいります。

1999年7月29日大宮ソニックシティ・ソニックホール 参考資料:99トラフィック・セーフティ・フォーラム報告書より この事例発表に関する詳しい資料をご希望の方は大変お手数ですが参考資料名をご記入の上、 資料請求をMailにてお申し込みください。




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    〒350-0141 埼玉県比企郡川島町大字出丸下郷53−1(担当 小林、安齋、徳石) 定休日:月曜日
    TEL 049-297-4111  FAX 049-297-6273   E-mail:tec-forum@tec-r.com