「Uターン」
それではPART2に引き続き、低速でのUターンの仕方についてお話し
ていきます。ここでのUターンは道幅5m〜6m程度の道でのUターンと
します。(かなり狭いかも・・) それ以上に広いところでのUターンは
また、別の機会で・・ところで先週の低速でのバランスについてはできる
ようになりましたか? (^_^) なかなかすぐにはできませんね!!
そこがいいとこ… そうでなければ我々の商売もあがったり (笑)
「Uターンを行う前に」
まず、実際の道路でUターンを行う場合は、道路の路面状況、道幅、対向車
後続車の有無などをしっかり確認して下さい。
上記内容を確認するため、まず道の左端によって止まります。(使用可能な
道幅を有効に使うためにも)その上で乗ったままUターンを行うのか、降り
て押しながらUターンをするのかを決定します。 (安全最優先)
「降りてUターン」
道幅が狭かったり、Uターンするのに心配がある場合は迷わずバイクから降
りてUターンを行いましょう。降りてUターンを行う場合にもちょっとした
「コツ」があります。これは道幅が狭ければ狭いほど有効な方法であります。
狭いため切り返しが必要な場合などは、腕力だけでは大変です。そこでフロ
ントフォークの反動を利用するのです。切り返しを行うところにきたら、F
ブレーキを握り、Fフォークを縮め、伸びてくるところでFブレーキを解除
その反動を利用して切り返していくのです。さらに切り返しが必要なときは
これを数回繰り返していくことで腕力だけにたよらずUターンができるよう
になるはずです。
「乗ったままのUターン」
お待たせしました。いよいよ乗ったままでのUターンに入っていきましょう。
まずは先週の復習と基礎技術について・・
「クラッチの使い方」
先週お話したクラッチの使い方ですが、皆さんはUターンする時にクラッチ
を握るとしたら、旋回の前半、中盤、後半のどの部分で握ることが多いと思
いますか?そうですね、比較的、旋回の前半、中盤で握ることが多いはずで
す。 旋回の後半はどちらかというと、クラッチをつないでバイクを起こす
作業にはいっていますね。それでは次にUターンの時、一番失敗しやすい部分
は、旋回の前半、中盤、後半のどの部分でしょう?そうですね、これはその
路面状況や交通状況によっても違いますが、比較的旋回の中盤、後半の失敗
が多いようですね。旋回の中盤でクラッチを上手くつなげずに、失速やエン
ストをしてしまって転倒したり、旋回後半にクラッチをつなぎ過ぎて、オー
バーランしそうになり、あわてて前ブレーキを握って転倒してしまったりと
色々な失敗例があると思います。
そこで先週お話したクラッチの使い方が必要になるのです。Uターンするとき
にグリップにつくまでクラッチレバーを握ってしまうと、失速していざパワー
が欲しい時に、クラッチがつながるまでに時間がかかり、転倒してしまうこ
とが多いのです。ですから、クラッチを握る時グリップまでレバーを握らなく
てもクラッチがきれる所までにするようにすると、いざというときパワーが引
き出せ、失速→転倒というのは防げると思いますよ。
「Uターンのフォーム」
皆さんがUターン中に失敗してしまい、足を着くとしたらカーブの内側
の足、外側の足どちらの足を着くでしょうか?
ほとんどの方が内足を着きますよね。それはエンストや失速、急ブレー
キによってバイクが内側に倒れるから、内足で正解なのです。しかし、
足を着かずに上手にUターンを決めるにはライディング・フォームから改
善する必要があります。 それは、私たちがある程度速度をだしてバイ
クを傾けてカーブを曲がれるのは遠心力のおかげです。逆にUターンのよ
うな低速では、遠心力があまり働かず、バイクはあまり傾けられません
ね。ただし、小さくUターンするには、少なからずバイクを傾かせなけれ
ばなりせん。そこで、ライダーの体を遠心力代わりに使うリーン・アウト
というフォームを使います。バイクの傾きと逆の方向に体を移動させ、
バランスを取るのです。モータースポーツでトライアルというスポーツが
ありますが、比較的ゆっくりとした速度でターンすることが多いトライア
ルではリーンアウトが基本になっています。このリーン・アウトのフォー
ムのコツは、外側に重心を置くことと、胸をハンドルと平行に保つこと、
そしてなによりも大切なのは目線を進行方向に向けることです。
*コーナーリング 姿勢編を参考にして下さい。
「まとめてみると」
@ 道路の左側に寄せて、道路状況、後続車等の有無を確認する。安全が確認
できたところでUターンを始める。
A バイクを発進させ、速度を少し上げる。(クラッチがつながりきったとこ
ろ程度)
B 顔、ハンドル、身体等、行きたい方向(Uターン方向)に向けて
(フォームをしっかり作る)Uターンを開始する。
C ハンドルが切れたところで、クラッチを握る。(握り方に注意)
D 後輪ブレーキを少し引きずっておく。
E クラッチを握ったことにより、速度が落ちてUターン半径が小さくなって
いく。さらに落とす際は、後輪ブレーキ。
F Uターン後半に近づいてきたところで、クラッチを繋ぎ始める。
G 速度がプラスされたことでバイクが起きあがってくる。起きあがりすぎたり
膨らんでしまうときは、もう一度クラッチを握るか、後輪ブレーキで調整する。
H はい! Uターンのできあがり
UターンについてPART4に続く!
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