制動距離を短くするためには
制動距離を短くするためには、フロントブレーキをどれだけ使えるかによって
違ってくるといっても過言ではありません。もちろん路面の状態や車両の状態
によって違いはあるものの通常のアスファルト路面では、その差は歴然です。
(スクールでは、インストラクターによってこの違いを模範走行で行なってい
ますのでリクエストしてみてください) 制動効果は路面と主にタイヤによっ
て決まってきます。どれだけ抵抗が発生しているかということです。抵抗は掛
かる力によって違いますので、荷重変化により強く押しつけられる前輪の方が
制動効果は高くなるのです。消しゴムも机に強く押しつけたほうが抵抗は高く
なりますよね!
逆に後輪タイヤは、荷重変化によって浮くような動きをします。したがって抵
抗が少なくなる分ロックもしやすくなるし、制動効果も低くなるのです。しか
し、だからといって使わないというのはもったいない。前輪だけに荷重がかか
ってしまえば車両の安定感がなくなってしまいます。リアブレーキは、操作す
ることによってリアが沈みこもうとする動きが発生します。センタースタンド
付きの車両があれば、スタンドをかけた状態でギアを入れ2000か3000
回転程度で後輪を回します。(アクセル一定にして)その状態の時、リアブレ
ーキをかけたり、離したりするとリヤサスが上下するのがわかると思います。
(気をつけて実験してください)
車両を安定した状態でブレ-キングを行なうためにもリアブレーキを有効に使い
ましょう。
リアブレーキを一般的にはあまり使っていない人が多いようですが、改めてそ
の効果を考えてみたいと思います。まず効果の@としては、上記でお話したよ
うに車両の姿勢を安定させる効果です。車両が前のめりになってしまうような
動きは、ブレ-キング時でもコーナーリング時でも安定感がありません。
その姿勢を安定させるために是非活用してください。
Aとしては、やはり制動効果です。フロントブレーキに対して効果は少ないも
ののかければ速度は確実に落ちます。いざとなれば1cmでも短く止まらなけ
ればなりません。そのためにも活用を……
Bとしては、ちょっと特殊な使い方かもしれませんが、アクセルコントロール
の補助というかパワーのコントロールをリアブレーキで行なうということです。
たとえば、低速で旋回中にアクセルを早く開け始めすぎてしまった場合、アク
セルを戻せばよいのだが戻してしまうと「ギクシャク」してしまいます。そん
な時、アクセルはそのまま開けて止めておき、「リアブレーキ」をかけるので
す。すると加速しようとする動きが抑えられ、旋回半径の調整や「ギクシャク」
感を抑えることが可能となるのです。アクセル一定でリアブレーキを使い速度
調整をするのです。この使い方は、特に低速での走行に有効です。
いろいろとブレ-キングについて書いてきましたが、これらブレ-キング技術は、
ライダーとして必ず備えていないといけない大切なものであると思います。
(いざという時のために・・しかし、いざという時は前にも書きましたが思っ
たような操作ができないものです。一般道では、くれぐれもフルブレーキなど
にならないように・・)
スクールでは、必ず練習するメニューでもありますので是非身に付け安全で楽
しい運転を行なってください。
|