そうですね〜、確かに違う所ばかりのように見えますが、オンロードを走る時と変
わらない部分もいっぱ〜いあります。 同じ二輪車ですから、基本的な部分ではど
ちらもそんなに変わらないはずです。 しかし、オフロード特有の技術が有るのは
確かです。その違いが生まれる要因は、やはりなんと言っても路面の状態が違うか
らですよね。ということで、今月は具体的なライテクの前に、代表的なオフロード
の路面とその特徴についてご説明いたします。
まず、オンロードとの路面の違いを考えてみましょう。
1、滑りやすさ
タイヤの滑りやすさは、路面との摩擦力によって決まります。だれでも
想像出来るように、学校の土のグランドは舗装されたアスファルトの路
面よりも、あきらかに滑りやすいはずです。一言でオフロードといって
も、砂もあれば、泥や、粘土、砂利など様々な路面があります。また、
同じ土の路面でも濡れていたり、掘れていたりするとまた滑りやすさが
変化します。
2、軟らかさ
土には固いものと、軟らかいものがあります。カラカラに乾燥した粘土
はタイヤのブレーキ痕(ブラックマーク)が残るほど固く、深い砂や、
田んぼのように大変ぬかるんだ路面では、曲がろうとした時にハンドル
が取られ易く、一気に切れ込んでしまう事もあります。また、カチカチ
の路面で、乾いていると大変滑りにくくても、雨が降り始めたとたんに
表面だけが濡れ始め、そうすると、スケートリンクを思わせるような滑
り易さに急に変化してしまったりします。
3、平滑さ
オフロードは常に平らだとは限りません。何台もバイクが通過した後は、
軟らかい路面ではレールのような轍が出来上がり、固い路面では波打った
凹凸(ギャップ)が出来たりします。また、雨水が流れた部分が大きな溝
になって、場合によっては、前輪が落ち込み転倒の原因になる事もありま
す。
4、ホコリ、泥はね等
乾いたオフロードはホコリが舞います。度合いによっては、後ろで走る人
は全く前が見えなくなるほどです。また、泥や、砂はタイヤで巻き上げた
ものが跳んでタイヤの回転速度によってはかなりの広範囲に撒き散らされ
ます。
以上のように、オフロードはその場所や、時間によってさまざまな顔を持っています。
あらゆる路面を走って見ないと、その違いを見ただけ判断するのは難しく、経験を積
む事で、状況に合わせた走りが可能となります。しかし、いくら経験を積んだ上級者
でも、部分的な路面の変化を読み取るのは難しく、あらかじめ変化がある事を予想し
て走る事も必要です。
このような事から、オフロードにおけるライディングの基本は、身体を効率良く、広
範囲に動かし、使えるものは何でも使う事が、安定したライディングを創り出す最大
の要因となるようです。
下の写真を見てください。モトクロスにおけるワンシーンですが、腰を浮かしている
人、座っている人、足を出す人、出さない人、いろいろです。それぞれのタイミン
グで、状況に合わせたライディングをしているのが解かると思います。
今週はここまで。来週からは実際に走る時に気をつけたいポイントに触れます。
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